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自分好みのオリジナル自転車を作る Part3

クイルステム&ヘッドセット編

アヘッドステムが主流となった現代において、ロード用クイルステムはビンテージパーツという考え方が一般的となりました。

そのため、古いクロモリフレームを(当方のように)行き当たりばったりで購入したりすると、このステム問題に直面することとなります。

「コンディションが悪い」「規格が合わない」「フレームより値段が高い」

ココではそんなハンドル回りの問題をなんとかすべく、記事にしてみました。

パーツを探すにあたり、いくつかの条件がありました。

・クロモリフレームに合う〝磨き系パーツ〟(未塗装、銀色)であること

・サビや金属疲労が酷くないこと(当然?)

・できる限りメイドインジャパン(フレームデザインが和風だから)

・可能な限りお安く……(デザインサンプル品に予算を注ぎ込めない)

近所の自転車屋さんで入手したクイルステム。『KALLOY』製。*台湾の大手自転車パーツメーカー。ブランドロゴもつけないシンプルなデザインが魅力。

野口英世一人でお釣りがくるお値段です。

ですが、悪くないデザインです。CINELLIやDEDAと同じようにエアロ形状をしています。

色々悩んだ挙句、ヘッドセットはフレーム付属の『TANGE』製をそのまま使うことに。

年代物です。93-02と刻印が入っていました。表面には小キズが多く、表面もかなりくすんで見えます。古いアルミ製品特有の酸化膜、つまりサビです。

ヘッドセットもペアリングの状態は良好だったのですが、表面の印字が消えかけていました。

今回はこれら二つをレストアしていこうと思います。

まずはやすりで小キズを取り除きます。といっても、限度があります。

ステムに使用されるアルミはかなり分厚いため、そうそう折れる心配はありませんが、削りすぎると表面が平面化し、かえって見栄えが悪くなります。ヘッドセットも同じです。

耐水ペーパー#200で磨いて消えないようなキズなら諦めましょう。

キズをとったら耐水ペーパーの番数を上げていきます。

#400→#800→#1000→#1500→#2000

添木を使い、5分ぐらい磨けば十分です。コツは力を入れすぎないこと。紙やすりのザラザラを指先で感じ取れる程度の力でこすってください。

写真は#2000後

真っ白になりました。

ここで〝仕上げ〟に入るわけですが、予算と持っている機材で方法は分かれます。

1 自動車用コンパウンドやピカール(液体)を柔らかい布にとって、手でゴシゴシ磨く

2 電動工具(グラインダー、電気ドリル、電動ドライバー)にバフ(フェルト)をつけて青棒でみがく

どちらでもきれいに磨けます。2の方が圧倒的に楽なだけです。

青棒とは、研磨剤入り磨き油のことで、ホームセンターやダイソーで安価で入手できます。

電動工具はパワーがありすぎて、研磨時に高熱を発します。

この青棒を使っていないと、高温になりすぎて表面に『焦げ』ができてしまい、サビ以上に見た目が悪くなります。この青棒はサビ予防にもなりますので、電動工具で磨く際は必ず使用しましょう。

ステムのアンカー部分はサビ易い箇所なので、防錆塗装を施しておくのがベスト。今回はボルトの頭とキャップも銀色に塗装しました。

防錆塗料をお持ちでない場合は、百円ショップのラッカー塗料でも構いません。何もしないよりはるかにマシです。

以上で完成なのですが、かきくRE自転車工房ではもう一工夫加えます。

ウレタンコーティングを施します。

表面をコーティングすることにより、雨(酸性雨)、汗、自動車の排気ガスなどから保護し、サビを防ぎます。磨いた直後の状態が(コーティング塗装が剥離するまで)長続きます。

ステムに限った話ではなく、アルミ製品はしばらくすると色つやがくすんできます。これは表面に酸化膜、つまりサビが発生することによるくすみです。

「アルミってサビるの?」とお考えの方は多いかと思いますが、アルミはすぐにサビます。製造直後の一円玉もピカピカしてますよね?

アルミのサビは白っぽいため、気づき難いだけなのです。汗などが付着し、そのまま放置すると、二、三日で白い斑点が浮かび上がり、なかなか落ちません。

アルミをよいコンディションで保つには、定期的に磨く必要があります。アルミ専用ワックス剤(ホイール用)がホームセンターやカー用品店で売っています。

そのため、昔の高級自転車は〝磨き〟というメンテナンスが必須でした。

しかし、昨今は塗装済みアルミパーツが主流となり、この手間がかからなくなりました。洗車もフレームと同じ要領でOK。

性能向上のためか、それとも現代人が忙しくなっただけなのか……。いやはや、難しい話になりそうなのでここで止めておきます。

ただ、やはり〝磨き〟の美しさは別格です。ウレタンコーティングはその磨きの美しさを保ちつつ、メンテナンスを(洗車並みに)ラクにします。

RE工房では、ウレタンコーティングのみのサービスも行っております。

ご興味がある方は、info@kakiku-refac.onlineまでお問い合わせください。

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