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自分好みのオリジナルバイクを作る Part4

ドロップハンドル編

旧車といえば、クイルステム(スレッドステム)。八十年代以前のフレームならば、ほぼほぼ、1インチクイルステムを使用することを前提に設計されていることでしょう。

しかし、ここで問題になるのがハンドルバー。

現在のドロップハンドルは大口径化され、クランプ径(31.8㎜)が主流。

一部(ピスト用などに)細めが販売されているものの、それでも26mm。古いステムによくみられる25.4mmのクランプ径はそのままでは使用できません。

「0.6mmくらいの誤差なら……」とねじ込もうとしても、ドロップハンドルの湾曲部分で引っかかってしまいます。

クランプ部分の金属加工と工夫が必要になります。

まずは、素材探し。

古い25.4mm規格のドロップハンドルとなると、その多くは金属加工が不十分な(複合素材の)アルミ製もしくは鉄製。どちらもとても重いです。チネリなど高性能アルミ製品もあるにはあるのですが、ものすごい値段で取引されています。26.0mm規格の高性能アルミ製品ならば1000円~2000円くらいで見つかるのを考えると、なかなか手は出しづらいですね。

特に、磨き系クイルステムとマッチする26.0mmクランプ径はなかなかありません。

結論から言うと、見つかりませんでした。

そこで手に入れたのが写真のハンドル。『TOKYO NITTO』のアナトミックドロップ。*競輪用ハンドルでお馴染み。

かなり安かったのですが、ぜんぜん悪くないです。しかも重量は268g。軽い方ではないでしょうか?

『クロモリフレームのレストア#3』で紹介したクイルステムに似合うように、色調を揃える必要があります。まずはアルマイト加工を除去します。

今回のレストアでは入手できませんでしたが、シルバーのドロップハンドルでも、着色されている場合が大半です。磨き系パーツは、手入れが大変な(サビる)上、製造コストが高い。おそらくそういった理由でしょう。自転車部品の大部分で、磨き系パーツが市場から消えた理由と同じでしょうか。

~磨く~

ドロップハンドルはバーテープを使用します。どこまでバーテープを巻くか先に決めると時間と労力を節約できます。

耐水ペーパーの200番くらいからスタートするのがベスト。

除去可能なサビや小キズはとった方が良いのですが、あまりこだわりすぎると、形状が変形し、光が当たった時に歪に見えます。剛性や耐久性にも悪影響が出るかもしれません。

特に締め付け部は、サイズが変わると締め付けに支障が出たり、隙間から水が浸入したりします。

ケースバイケースでしつこいサビや深いキズは諦めましょう。

400→800→1000→1500→2000と、耐水ペーパーの番数をあげていきます。

写真は1000番まで磨いた後

ここでステムをクランプ部分まで通してみましょう。

写真のステムのクランプ径は25.4mm。案の定、湾曲部分を通りません。クランプの割れ目付近をハンドルの最もカーブのきつい部分に通すようにすれば、かなり楽に通せます。知恵の輪ですね。

それでも通らない場合は、金属製のくさびを打ち込みます。

しかしクランプ部分がきつすぎて、ハンドルのおさまりが悪いです。

クランプの内側部分をほんの少し削ります。

昨今の軽量化重視のアヘッドステムに比べ、クイルステムはかなり堅剛に(分厚く)できています。まんべなく、穴の内部を0.2mm~0.3mm削っても耐久性的に影響ないかと思われます。が、非常に負荷がかかる部分でもあります。念には念を入れて、削る部分を一考しましょう。

写真のような形状のステムだと、横(矢印の部分)の幅が問題です。上下は(広がるため)ほぼ削る必要はありません。分厚い部分(だいだい色の線)の内側を削ります。

接触部のギザギザが薄く消える程度削ればOKでした。この程度の研磨でハンドルの耐久性が落ちることはまずないでしょう。

最後に鏡面仕上げ。

グラインダーや電動ドリルに、フェルト製のバフをつけて磨きます。

♯3でも記載しましたが、電動工具で磨く際はかならず青棒(油が混ざった研磨剤)を使用すること。

青棒を使わないと、摩擦熱で簡単に〝焦げ〟が付きます。一度焦げると、なかなか取れません。

電動工具を使わなくても、柔らかい布とコンパウンド(ピカールなど)で磨いても十分きれいになります。

競輪選手のピストハンドルのようにピカピカになりました。

仕上げにはウレタンコーテイング。これで汗が付着しても、サビたり、曇ったりしません。

しかし、ここで疑問が湧いてきました。実は工房主、ドロップハンドルがぜんぜん好きではありません。

姿勢が低く(視野が低く、腰に負担がかかる)、(フラットバーに比べて)横風に弱く操作性も悪い。ブラケットポジションだとブレーキが全力で握りにくい。長い下りで疲れる。手がしびれる。などなど、長時間ライドをする上でネガティブな要素が多くあります。

視野が高いと、安全確認が容易になり、肉体的かつ精神的にラクにハンドル操作ができます。

現にブルベだと、ドロップハンドルに補助ブレーキを取り付け、主にトップハンドルを握る方が多くいらっしゃいます。

その上、工房主はアトピー性皮膚炎を患っているため、長時間ハンドルを〝握る〟と、手のひらの皮がずる剥けてしまいます。

そのような理由から、これまでのロードは全てフラットバー化し、エルゴノミクスグリップと向かい風対策にスピナッチ(DHバー)を取り付けてていました。

そうすることでハンドルを握らず、(手や肘を)〝置いて〟ラクに乗れます。

ただ、細身のクロモリフレームをフラットバー化すると、見た目がよくありません。せめてランドナー用のバタフライハンドルやツーリングハンドルが必要でしょうか。

しかし、ここまでやって仕様変更するのも考えものです。

そこで思いついたのが、ドロップハンドルのエルゴノミクス化です。

試作品第一号が下の写真。素材はFRP。樹脂はより接着力の高いエポキシ樹脂を使用しました。

STI取り付け部からトップ部分まで幅広に。

手で握るハンドルではなく、手を置くことを前提にしたハンドルです。

どことなくエアロハンドルと似ていますが、厚みを持たせています。親指が外側に引っかかるため、悪路や横風でのハンドル操作がよりラクになります。

もちろん、プロのように肘を置いてエアロポジションをとることも可能です。

最大の欠点は『バーテープが巻きづらい』ことでしょうか?

それから、クイルステム仕様だとステムからハンドルが取り外せない……。

兎にも角にも、世界に一つだけの、エルゴノミクスドロップハンドルの完成です。

やはり、掌への疲労が段違いに改善します。もちろんトップハンドルを握ってのダンシングにも耐えうる剛性があります。

ご興味がある方は、info@kakiku-refac.onlineまでお問い合わせください。

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自分好みのオリジナル自転車を作る Part3

クイルステム&ヘッドセット編

アヘッドステムが主流となった現代において、ロード用クイルステムはビンテージパーツという考え方が一般的となりました。

そのため、古いクロモリフレームを(当方のように)行き当たりばったりで購入したりすると、このステム問題に直面することとなります。

「コンディションが悪い」「規格が合わない」「フレームより値段が高い」

ココではそんなハンドル回りの問題をなんとかすべく、記事にしてみました。

パーツを探すにあたり、いくつかの条件がありました。

・クロモリフレームに合う〝磨き系パーツ〟(未塗装、銀色)であること

・サビや金属疲労が酷くないこと(当然?)

・できる限りメイドインジャパン(フレームデザインが和風だから)

・可能な限りお安く……(デザインサンプル品に予算を注ぎ込めない)

近所の自転車屋さんで入手したクイルステム。『KALLOY』製。*台湾の大手自転車パーツメーカー。ブランドロゴもつけないシンプルなデザインが魅力。

野口英世一人でお釣りがくるお値段です。

ですが、悪くないデザインです。CINELLIやDEDAと同じようにエアロ形状をしています。

色々悩んだ挙句、ヘッドセットはフレーム付属の『TANGE』製をそのまま使うことに。

年代物です。93-02と刻印が入っていました。表面には小キズが多く、表面もかなりくすんで見えます。古いアルミ製品特有の酸化膜、つまりサビです。

ヘッドセットもペアリングの状態は良好だったのですが、表面の印字が消えかけていました。

今回はこれら二つをレストアしていこうと思います。

まずはやすりで小キズを取り除きます。といっても、限度があります。

ステムに使用されるアルミはかなり分厚いため、そうそう折れる心配はありませんが、削りすぎると表面が平面化し、かえって見栄えが悪くなります。ヘッドセットも同じです。

耐水ペーパー#200で磨いて消えないようなキズなら諦めましょう。

キズをとったら耐水ペーパーの番数を上げていきます。

#400→#800→#1000→#1500→#2000

添木を使い、5分ぐらい磨けば十分です。コツは力を入れすぎないこと。紙やすりのザラザラを指先で感じ取れる程度の力でこすってください。

写真は#2000後

真っ白になりました。

ここで〝仕上げ〟に入るわけですが、予算と持っている機材で方法は分かれます。

1 自動車用コンパウンドやピカール(液体)を柔らかい布にとって、手でゴシゴシ磨く

2 電動工具(グラインダー、電気ドリル、電動ドライバー)にバフ(フェルト)をつけて青棒でみがく

どちらでもきれいに磨けます。2の方が圧倒的に楽なだけです。

青棒とは、研磨剤入り磨き油のことで、ホームセンターやダイソーで安価で入手できます。

電動工具はパワーがありすぎて、研磨時に高熱を発します。

この青棒を使っていないと、高温になりすぎて表面に『焦げ』ができてしまい、サビ以上に見た目が悪くなります。この青棒はサビ予防にもなりますので、電動工具で磨く際は必ず使用しましょう。

ステムのアンカー部分はサビ易い箇所なので、防錆塗装を施しておくのがベスト。今回はボルトの頭とキャップも銀色に塗装しました。

防錆塗料をお持ちでない場合は、百円ショップのラッカー塗料でも構いません。何もしないよりはるかにマシです。

以上で完成なのですが、かきくRE自転車工房ではもう一工夫加えます。

ウレタンコーティングを施します。

表面をコーティングすることにより、雨(酸性雨)、汗、自動車の排気ガスなどから保護し、サビを防ぎます。磨いた直後の状態が(コーティング塗装が剥離するまで)長続きます。

ステムに限った話ではなく、アルミ製品はしばらくすると色つやがくすんできます。これは表面に酸化膜、つまりサビが発生することによるくすみです。

「アルミってサビるの?」とお考えの方は多いかと思いますが、アルミはすぐにサビます。製造直後の一円玉もピカピカしてますよね?

アルミのサビは白っぽいため、気づき難いだけなのです。汗などが付着し、そのまま放置すると、二、三日で白い斑点が浮かび上がり、なかなか落ちません。

アルミをよいコンディションで保つには、定期的に磨く必要があります。アルミ専用ワックス剤(ホイール用)がホームセンターやカー用品店で売っています。

そのため、昔の高級自転車は〝磨き〟というメンテナンスが必須でした。

しかし、昨今は塗装済みアルミパーツが主流となり、この手間がかからなくなりました。洗車もフレームと同じ要領でOK。

性能向上のためか、それとも現代人が忙しくなっただけなのか……。いやはや、難しい話になりそうなのでここで止めておきます。

ただ、やはり〝磨き〟の美しさは別格です。ウレタンコーティングはその磨きの美しさを保ちつつ、メンテナンスを(洗車並みに)ラクにします。

RE工房では、ウレタンコーティングのみのサービスも行っております。

ご興味がある方は、info@kakiku-refac.onlineまでお問い合わせください。

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自分好みのオリジナルバイクを作る Part 2

#2 フレームの下処理編

フレーム選定が済んだら、早速、HP(ヘッドパーツ)、BB(ボトムブラケット)などなど、外せるものはすべて外します。

塗装だけならばHPやBBを外さなくとも可能ですが、クラック(ひび割れ)が発生していたり、進行中のサビがある場合があります。それらのチェックも必要です。

この年式となると、すんなり全て外れることはまずありません。固着しているパーツは、CRC(クレ556)などをたっぷりつけて一晩放置します。大きい(長い)取り外し工具を使うといった工夫が必要です。

完全に固着したステムやシートポストは、内部から切断しましょう。

スモールパーツを取り外す際、注意が必要です。

元の状態をしっかり記録する(写真またはメモをとる)こと。

外したパーツは〝絶対〟に捨てないこと。少なくともレストアが完了し、試乗するまで。

外見からは同じに見えても、外してみると規格、長さ、直径が異なるネジやワッシャー、樹脂パーツは意外に多いものです。レストア後、取り付ける際に「どっちがどっち?」とならないようしっかりメモに残しましょう。サイズが微妙に合っておらず、乗るとギシギシ、キュウキュウ音がする、なんてこともあり得ます。

ネジのJISとISOの規格の違いは絶対に目視ではわかりません。

あまりにサビがひどくて再利用できない場合でも、とりあえず捨てずに残しましょう。代用品を購入する際の手がかりになります。

留意して欲しいのが『ステンレス素材』。ネジを交換する際、「せっかくだからステンレス製を……」と考える方が大半でしょう。ホームセンターでも一本あたり数十円~数百円程度しか違いません。

しかし、クロモリフレームに鉄(+メッキ)パーツが多様されることが多い理由は、製造コストを抑えるため、ではありません。

実は、サビなんです。

ステンレスはとてもサビにくい金属です。しかし別の特性があります。周囲の金属をサビさせるのです。

簡潔に説明すると、異なる種類金属を接触させることによりイオン化(腐食)が促進されるのです。

小学校の理科の実験で経験がある方もいらっしゃるかと思います。一円玉と十円玉を重ねて置き、食塩水で濡らすと豆電球が点灯します。現在ではお金を粗末に扱うという理由から(違法行為?)この手の実験は行っていないようですが……。

イオン化傾向の大きい一円玉は酸化されます。つまりサビるのです。

ステンレス製の板の上に新品の鉄くぎを置き、水で濡らして放置してください。きっと翌日にはサビが浮かび上がっていることでしょう。コレもイオン化傾向の大きい鉄くぎの酸化が、ステンレスの作用により通常よりも早く進行している証拠です。

この現象は、ステムなどのアルミ素材にも同じことが言えます。

自転車に限った話ではありません。

「高級車(オートバイも含む)のエンジンなのに、なぜ鉄製ボルトナットを使うの?」「こんなところでコストカット?」と、思ったことはありませんか?

ステンレス合金、アルミ合金にも色々と種類がありますので一概には言えませんが、その理由も、ステンレスより鉄(+メッキ)の方がサビにくいから、というエンジニアの配慮からかもしれません。

ボトルゲージのビス穴の周囲だけがサビの進行が早い。すぐに固着する。経年劣化だけが原因ではないのかもしれません。

かきくRE自転車工房では、ネジ穴が舐めてなければ、防錆塗装とウレタンコーティングで古いネジやワッシャーを再利用します。

ついでにタンゲの古いステッカー。ドライヤーで温めると、きれいに剥がれてくれました。

これなら再利用可能です。

ビンテージ品をことさら表に出す必要はありませんが、こういったステッカー類も二度と手に入らない希少パーツの一つに違いありません。気分の問題、もしくは自己満足ですかね?

パーツ類が外れれば、早速、古い塗装除去を始めましょう。自動車塗装などは、古い塗装の上に重ね塗りする場合があるようですが、仕上がりの質が格段に異なります。可能な限り除去することをお勧めします。クロモリフレームはカーボンやアルミと比較してかなりラクな方です。

金属が硬い(密度があるため)ので、電動サンダーやグラインダーが使用可能です。

電動工具をお持ちでない場合は、#60~180くらいの紙やすりでゴシゴシこすります。

電気工具が入りづらいラグ組部分やBBの隙間は、ホームセンターや100円ショップで購入できる人工ダイヤモンド棒やすりを使うとよいでしょう。

それでも塗装除去はかなり過酷な作業です。5~10時間、防塵メガネと防塵マスクを着けて黙々と当たらねばなりません。

精神的に持たない場合は、途中でパーツのレストアを挟むのも良いかもしれません。

このフレームはトップチューブに最もサビが出ていました。汗でしょうか?

塗装除去が終わると、脱脂も兼ねて洗浄します。

『シリコンオフ』といった特殊洗浄剤もありますが、台所用中性洗剤、シンナー、ディグリーザーでも構いません。とにかく油汚れをしっかり落とすことが重要。

ただし、作業工程に注意。脱脂後のクロモリは簡単にサビます。一晩放置すると、うっすらとサビが浮かび上がってきます。

そのため、脱脂後はすぐに(防錆)塗装に入らねばなりません。時間的に不都合がある場合は、脱脂は別の日に。天気や湿度にも注意してください。

今更発表するのもなんですが、工房主の『MY STYLE』とは、ロングライド。これまで一日(24時間)500kmが最長距離なのですが、それを上回ることが可能な速くてコンフォートなロードバイクを作ること。

もちろん、『かきくRE自転車工房』の代表作となるような格好良いデザインであることが大前提です。

ラグ組部分の段差を樹脂で埋め、シートポストの口も流線形に整えます。右の写真は塗装後。

エアロ形状にするというデザイン上の理由もありますが、樹脂は防サビの観点もあります。さらに塗装後は、ウレタンで完全にコーティングするため、耐久性もバッチリです。

防錆塗装+サーフェサー塗装後は、一晩以上自然乾燥させます。

『#2 フレームの下処理編』終わり。

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自分好みのオリジナルバイクを作る

『オリジナルバイクを作る!』と題しましたが、工房主は溶接ができません。過去に一度、TIG溶接にチャレンジしたことはありましたが、難しすぎて諦めました。なんでも、一端のフレームビルダーになるには10年の経験が必要とか……。

かくいう理由でRE工房に可能なこと、つまりレストアと塗装、それから組み上げの一部を抜粋して記事として残そうかと思います。写真少なめ長文ですが、ご興味がある方は、ぜひ最後までお付き合いください。古い自転車のレストアをお考えの方の一助になれば幸いです。

#1 フレームの選定

フレーム溶接から始めないのならば、まずは中古フレームの選定から。

新品フレームから再デザインしても良いのですが、大まかな手順は変わりません。それならお金がかからない方が良いですよね。

昨今、古いフレームは中古市場にあふれています。しかもかなり安い。

しかし、安易に手を出してはいけません。

なぜなら、今と昔ではフレーム規格が異なり、補修パーツも限られているから。

フレームを数千円で入手できても、その規格に合うハブやコンポーネント(ビンテージ品)が数万円……、なんてことはザラにあります。巷に転がっているフレームもそんな一つかもしれません。だから安いのですが……。

さらに、「クロモリフレームは頑丈だから古くても大丈夫」とお考えの方が多いようですが、何事にも限度があります。

使用頻度が少なくとも、長期間メンテナンスがなされておらず、(屋内保管であっても)放置状態にあったならば、結露等によりサビが進行します。

サビの多いクロモリ(アルミ)フレームは、カーボンフレームのように突然ぽっきり折れなくとも、剛性が著しく低下します。

クロモリフレームといえど、下り坂では50~60km/hは簡単に出ます。レースなどで使用する場合はそれ以上のスピードになることもあるでしょう。

逆に、お散歩程度のサイクリングならば、フレーム剛性はあまり関係ないかと思われます。

フレーム剛性が著しく低下したフレームだと、その負荷に耐えられず、操作性が大幅に低下します。

工房主も経験があるのですが、突如、ハンドルがガタガタに震えてハンドル操作が困難になります。下り坂でフロントタイヤがパンクした時と似たような状況に陥ります。(*とても危険な上に、後続に自動車がいると恐怖です)

そこまで至らなくとも、フレームの形状が変形してまっすぐ走れなくなったり、チェーン落ちが頻発することもあります。

せっかく時間とお金をかけてレストアするのに、そのようなフレームではすべてが台無しです。

型が新しいフレームならば良い、というわけでもありません。昨今のクロモリフレームはアルミフレームに負けないほど軽量なモデルが増えてきました。1500gを下回るものまであります。

昭和時代に比べて劇的に金属加工技術が向上したこともその一因ですが、クロモリはクロモリ。金属密度は変わりません。

何が変わったかというと、パイプの厚さ。長くなるので詳細は省きますが、とてつもなく〝薄い〟そうです。0.3㎜~0.5㎜といった極薄パイプまで存在するそうです。

当然、サビに弱くなります。下手にサビを削るとパイプが薄くなりすぎて……。

そういう意味で、中古フレームは慎重に選びましょう。

とはいえ、クロモリフレームの経年劣化を見抜くことは困難です。

レストアする立場として本音を言わせていただくと、「乗ってみなくては分からない」「塗装を完全に落とすまでわからない」です。

ただし、手がかりはあります。

塗装が浮き上がるほど下地がサビついている。

BBやシートポストの差込口から内部をのぞくと、地金が見えないほどチューブ内のさびがヒドい。

ホイールをはめてみるとセンターが合わない。

こういう場合は、危険信号です。

フロントフォーク、チェーンステー、ヘッドチューブ周辺が歪に曲がって見える。

ラグ組み部分の段差やTIG溶接の周囲からサビが出ている場合は、完全に赤信号。満足に使用できません。危険ですので諦めてください。

経験則とクロモリ好きのローディ達から聞いた話ですが、クロモリフレームの寿命(金属疲労)はおおよそ10万キロ前後(室内保管)で一致します。パワーがありシリアスなライダーならば3~4年で限界を迎えます。

BBからのぞいたチェーンステー内のサビの様子

紹介が遅れましたが、今回のレストア記事のために入手したフレームが上の掲載写真。

メーカー(販売元)不明。タンゲダブルバテットチューブ。

リアエンドが128mm(実測値)ですので、126㎜幅6スピード時代、1980年頃のモデルでしょうか?

ヘッドセット:TANGE VANTAGE

リアエンド:TANGE SR

シートポスト径:26.6mm(実測値)

『#1 フレームの選定』終わり。

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かきくRE自転車工房オリジナルロゴが完成しました。

『Cachi』と書いてイタリア語風に『柿』と読みます。

かきくRE自転車工房の『かきく』は、漢字で『柿句』であることが理由です。

ゴールドメタリックかつ筆記書体。意図的に視認性を低くしております。特に屋外での視認性は悪く、光の加減でキラリと浮かび上がって見えます。

「デザインのみで製造まで行っていない」という理由もありますが、やはりブロンドロゴだけでなく、色調、塗装の工夫、デザインそのものを見てもらいたいという意味も込められております。

そういう事情もあり、大手メーカーの製品に使用することなく、ブランド不明パーツやノンブランド品をメインにこのロゴを使っていく予定です。

かきくRE自転車工房からの直接購入者以外は、きっと「どこのブランド?」と首をかしげることでしょう。それもまた、一興かもしれません。

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カモフラはじめました。

桜柄に続くRE工房オリジナルデザインになれば……と、軽い気持ちで始めたのですが、非常に困難な道でした。

カモフラデザインの自転車はかなり昔からありました。90年台MTBブームの頃がもっとも多かったでしょうか?

しかし、現代ではあまり多く見かけません。大手メーカーでは、トレック社がプロジェクトワンで製作しているくらいでしょうか?

スペシャライズド社のアレー(限定数あり)も、カモフラ風といえるかもしれません。(塗装の手順的に)

カーボン技術の発達によりスマートになった昨今のフレームよりも、2010年前後の極太カーボンパイプを使用したフレームの方がカモフラがマッチする気がします。

あんなに格好良いのになぜ量産しないのか、RE工房でも挑戦してみました。

TREK社のONEseries 1.5というフレーム。もちろん塗装が容易なアルミフレームです。トップチューブがきしめんのように扁平で、ダウンチューブは極太です。アルミでここまで太いと、横の剛性が非常に高くなります。ダンシングでとてもよく進むフレームです。疲れますが……。

塗装前の光景の一部がこちら……

とてもコンディションの良いバイクです。目につくようなダメージはほぼありません。今回もしっかり重量を計測しています。

実はこのバイク、現在のCINELLIの塗装中の期間だけ(運動不足解消を目的に)入手したフレームなのです。CINELLIの塗装が完了して以降、部屋の片隅でオブジェと化していました。

今回はこのフレームに新デザインの実験台になっていただきましょう。

早速、塗装を除去し、下塗りを始めます。

メーカー塗装の重量は57g。フレームのみでこの重量。結構、重たいですね。

アルミバイクのため、さび止め、塗料の密着性を高める工夫も忘れません。

とんでもないマスキングテープの数です。

下地を作り、新しい色を重ねるわけですが、その境界を作るためのマスキングの数がこんな感じに。五十箇所以上あるでしょうか?

カーボンフレームでも応用できるように〝マスキングテープを先に貼り、アートナイフでカモフラ柄に切り取る〟という安易な選択肢を選ばなかったのがもろに裏目に出ました。(*ナイフをカーボンフレームに突き立ててマスキングを切り取ると、カーボンの表層にダメージが入ります。ぜったいにやらないように!)

カット済みマスキングテープを先に作り、それをフレームに張り付けるという非常に面妖な作業の繰り返しです。

今回は三色カモフラのため、同じことをもう一回……。

大手がカモフラを作らないはずです。非常に面倒くさい。アルミ製MTBならば、ある程度手順を省けます。

塗装後にマスキングテープをはがす作業だけで、優に一時間以上かかりました。

一色塗ったら、一日乾燥。手直ししたら、一日乾燥。

フレームは大きいため、乾燥機に入りきれません。焦らず慌てず、地道な作業が続きます。

乾燥時間に小物の塗装。今回もRADACの時と同様に、色とデザインを統一します。シートポスト程度ならカモフラ柄も苦になりません。塗っては乾燥機に放り込む。作業もはかどります。作っていて楽しかったですね。

ちなみに、トップキャップだけが筆塗りです。残りはエアブラシ(0.5mm)。塗装技術向上のため、挑戦してみました。(*工房主は筆塗りが大の苦手)

実は、塗装後が最も大変でした。

段差です。マスキング処理を行うと、塗装の厚みが段差となって塗装面に出ます。その段差をやすりで擦って削らなければなりません。削りすぎると、下地が見えるので塗装のやり直しです。この作業だけに丸一日費やしました。

いくつか反省点がありました。

まず、塗装のムラ。マスキングが甘かったのか、最も色の薄い箇所に濃い色が飛んでいます。上の写真ではかなりわかり辛いですが、七枚目のトレックマークの右の部分など、数か所に若干ムラが出てしまいました。

下の太陽光での写真で色ムラを確認できるでしょうか? 数十キロも走れば、付着したホコリの方が目立つ程度ですが……。

TREKのロゴの拡大写真。よく見ると下地のカモフラ柄が透けて見えます。

実はこれ、透けているわけではなく、ごくわずかな塗料の厚みが、メタリック塗装の光を別方向に反射しているだけなのです。

メタリック塗装でなければ、表に現れなかったミスです。おそらく避けようのないミスでしょう。しかし、ダウンチューブロゴはメタリック塗装が一番格好良いので難しいところです。

フロントフォークとチェーンステーのロゴはさりげなく。工房主の好みです。

自転車に限った話ではありませんが、至る所に自社ブランドロゴを張り付けるデザインはどうなのでしょう?

完成です。その前に、重量チェック。

おやおや? フロントフォークは1gの微増。これは想定内ですが、フレームが大幅に軽くなっています。これだけの塗装で17g増ということはないと思うのですが……。工房主の推測では、CINELLIよりもやや軽い20g~25gぐらいだと思います。純正塗装をすべてはがした時、BBとヘッドチューブのマスキングをはがし忘れたのかもしれません。

とにかく、これで完成です。ギャラリーを作りましたので、よろしければご覧ください。

一流ブランドのハイエンドクラスにも負けないデザイン、とまでは言いませんが、目立つという意味では全く引けを取らないと自画自賛しております。ここまで細かいカモフラ柄はなかなかぉ目にかかれません。工房主の塗装技術については、今後に期待、といったところでしょうか?

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ボトルホルダー型バッグの作り方

材料と工具類はすべてホームセンターと100円ショップでそろえられます。

材料;プラスチックの板

2.5mm~3.0mm径のハトメ(リベット)

ポリプロピレン製クリアファイル(事務用品)*ふたの部分になります

カッティングシート、シール付き壁紙、ダクトテープなど粘着力が強めの粘着テープ

マジックテープ *リベットでも可

カッティングシート(クリア)*フレーム保護用

必要な工具;はさみ(大型)、カッター、3mm径のビスとナット(仮止め用)、穴あけ用ドリル(3mm径と5mm)

バッグボディの素材となる材料を用意します。

ホームセンターで入手可能なアルミ板やプラスチック板などで良いと思います。

その中でもポリプロピレン樹脂をお勧めします。強靭かつ軽量。自動車の内装などに使用されているプラスチックです。写真は、100円ショップで入手したもの。

ポリプロピレンをダイソーで買うのなら、厚さの種類が選べます。*売り場面積などの事情により取り揃えのない店舗もあるようです。

0.75 mm、1.0mm、1.2mm、1.4mm。

薄いと軽く加工しやすいですが、強く折り曲げると割れます。

厚いと丈夫になりますが、切ったり折ったりするのがとても大変になります。

0.75mmでも強く折り曲げさえしなければ、かなり強いです。人の力では絶対に引きちぎれないですし、直射日光が照りつける場所に長期間放置しない限り劣化しません。

今回はシートチューブにつけっぱなしにするパンク修理キットを入れるバッグ(内容量600g)のため、やや丈夫目に作ります。1.0mmと1.2mmを使用しました。外観を1.0mm、骨格となるフレーム側を1.2mmで作ります。

長期の自転車旅行やブルべ向けに重いものを入れる場合は、ワンサイズ厚めで作ることをお勧めします。プラスチック素材であるため、重いものを入れるとどうしても伸び縮みします。フレームに干渉し、異音の原因となったり、キズが入ったりする場合があります。

内容物の総重量が1kgぐらいまでなら、1.2mmあれば十分です。

1.0mm厚の板を写真のようにカットします。

長方形の長いパーツは1.2mm厚です。シートチューブ、ダウンチューブに沿った部分になります。

詳細なサイズは記載しておりません。その理由はフレームのサイズやボトルホルダーの種類によりバッグの寸法が変化するためです。しっかり計測して図面を引いてください。工房主の場合は、以前使用していたものをバラしてそれをやや大きめに複写しました。

縦を長くするより幅を大きくした方が内容量は格段に大きくなります。

バッグの横の厚さは、最大で70mmぐらいまでに留めましょう。チェーンリングやフロントディレイラーに干渉しないようにしてください。ロードフレーム用ならば、ダウンチューブの太さにそろえた方がエアロ効果が高く、見栄えも良いです。

写真は55mm幅。コンチネンタル製28mm~32mmタイヤチューブがラクに入るサイズに設定しました。

切った後は、折り曲げて箱型にします。

コツは小さめに折ること。プラスチックの板を紙のように直角に折り曲げることはできません。角の部分はどうしてもカーブになり、図面よりも大きいサイズになってしまいます。初めてでジャストサイズを作るのは困難なため、一つ目は練習用と割り切った方が良いかもしれません。

何度か折り曲げて板にクセをつけていくのですが、あまり強く折り曲げすぎないこと。1.0nn厚でも割れる時は割れます。

写真のように六ケ所に穴をあけ、ビスとナットで仮止めして、箱型にします。この段階でフレームに合うか入念に調整してください。必ずダウンチューブとのクリアランスを5mm以上取ること。ボトルホルダーも種類によってはボトルの底がはみ出てくるため、ボトルを入れた状態で調整してください。

フレームのキズが気になる方は、バッグの接触部分にビニールテープやカッティングシート(透明)を張ってください。カッティングシートはホームセンター等で(数十円で)切り売りしています。

仮止めしたビスを一つずつ外し、ハトメ(リベット)を打っていきます。一般的なハトメ用キットは使用できないため、プライヤーで挟むなど、工夫してください。工房主は大きめのボルトで内側から叩きました。

ふたの部分を作ります。事務用クリアファイルをはさみで切って張るだけ。

写真ではフタはハトメで止めていますが、粘着テープの方が簡単かつ防水性も高いです。1~2年くらいで張り替えましょう。

ボトルホルダーの穴(5mm)をあけます。

二つの穴をフレームに合わせてきっちりあけるのは非常に困難です。下の穴を先に開けて仮止めし、上の穴をあける場所を確定させます。上の穴は大きめにあけましょう。

ダウンチューブとのクリアランスを忘れずに!

外見が気になる方は、塗装をするか、壁紙シール等を張ってください。

*ポリプロピレン樹脂に油性塗料やラッカー塗料は使えません。ミッチャクロンやバンパープライマーといった特殊な下処理が必要です。

シールを張ることで耐久性と防水性は高まりますが、一番下の隙間は開けたままにしておいてください。構造上、完全防水にはできません。水抜き用の穴が必要になります。

最後に、タイヤチューブと工具は必ずビニール袋などに小分けして入れてください。走行時の振動でタイヤチューブと工具がこすれ、ゴムが劣化する恐れがあります。

スペアのリチウムイオン電池やそれを含むライト等を収納する場合は、チャック付きビニールを使用してください。水に濡れると爆発する危険があります。

他のフレームバッグの作り方も、基本的に同じです。詳細はいづれ更新する予定です。

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旧車(レイダック)のレストア

かきくRE自転車工房を始めるにあたり、再生しようと考えていた自転車が一台ありました。1980年代後半、テレビCMを経て一世風靡したブリヂストン製スポーツ自転車RADAC(レイダック)です。

フルアルミモデル、アルミクロモリハイブリッドモデル、カーボンハイブリッドモデルなどが登場し、その後ANCHORブランドへと移行しました。古いサイクリストならば、きっと記憶にあることでしょう。

工房主の実家にもレイダック・アルミクロモリモデル(1987年製)が長い間保管されておりました。スポーツ自転車に興味のない家族から「邪魔だ」とさんざん言われながらも処分できずにいました。

実はこの自転車、あまり乗っていないんです。

この自転車を親戚から譲り受けた当時は、別のスポーツをやっていて興味はそちらに。高校があまりに近かったことから自転車通学も禁止。月に一、二度、部活の遠征試合や釣りに出かける程度の使用頻度でした。

2010年頃の自転車ブームで再びこの自転車に乗り始めたものの、カーボンフレーム全盛期〝軽さが正義〟の時代。一年も経たずに別のフレームに乗り換えました。

総走行距離は1万5000㎞以下でしょうか?

シフトケーブルガイド一つしかありませんので、フロントシングル専用モデルです。

近年、スポーツ自転車を本格的に乗るようになり、ようやく気付いたのですが、このフレーム、性能的にも意外に悪くありません。

実測値2113g

その上、アルミもクロモリも非常に柔らかく、適度に衝撃を吸収してくれます。一昔前の軽さ一辺倒のカーボンフレームと比較し、はるかに乗りやすいです。

疲労度が少なく、足が残ります。300km超のロングライドにも重宝しました。巡行スピードは現在乗っているアルミフレームよりも速かったりします。

フロントフォークをカーボン製に変えれば、最高の乗り心地を手に入れることができるでしょう。

ただ、屋内保管していた割には、ところどころサビが目立ちます。

フロンドエンド、リアエンド、BBまわり、シートステーなどクロモリ部分がサビているようです

再生の開始です。まずはパーツの分解とフレームの塗装除去から

ステムが固着し、ヘッドパーツベアリングリテーナーがサビでボロボロになっていましたが、それ以外は再利用できそうです。懸念の一つだったヘッドパーツも問題なく外れてくれました。

固着したステムは、途中からカット。内部に糸ノコを通して分断した後、叩き出しました。

当時物の日東ステムがダメになってしまいました。

これも再生したかったのですが……。

塗装作業に近道はありません。やすりを使い地道にこするだけです。

所々グラインダーやサンダーといった電動工具も使いますが、基本は手作業です。電動工具だと削り過ぎるのが怖いです。丸いパイプが平面化すると、見栄えがとても悪くなります。

塗装除去だけに8時間ほどかかりました。

塗装の下までサビが出ている個所はケースバイケース。削りすぎてフレーム剛性や耐久性が落ちては意味がありません。

カーボンフレームの塗装を除去する場合は要注意。電動工具を使うと熱でフレームが溶けます。薬品もどのような結果を及ぼすか不明のため、使用しないほうが良いでしょう。

このレイダックはクロモリとアルミですが、ラグ組み部分は溶接ではなく、特殊な接着剤を使用しているとか。塗料はがしなどの薬品を使うと剥離する可能性があります。

黄色いマスキングが、その接着部分です。

サビ防止のため、パテで埋めていきます。工房主としては、デザイン向上の意味もあります。

防錆剤入りのプライマー(下塗り)を塗ります。

速乾性ですが、一昼夜乾燥させました。

パステル系みず色とスカイブルーで塗装しました。

パステルカラーは近年の流行でもあります。塗料の進化により自動車にもパステルカラーは多くなりました。飽きが来ない色でもあります。

通勤通学、街乗りにオシャレな感じがしませんか?

BRIDGESTONEのロゴも塗装です。グラデーション塗装を施しており、夕日に当たったり、角度を変えて見ると色が変化します。

ヘッドチューブとシートチューブに桜マークを描きました。これも工房主の好みです。

ラグ組部分の段差をパテで埋めた理由も、この桜マークを引き立てるためです。

スカイブルーの部分にはラメを少し入れました。写真ではわかりませんが、日に当たるとキラキラ輝きます。

フレームの乾燥時間に、フォークとヘッドパーツを塗装します。

ヘッドパーツは鉄製でキズも多かったため、新品に付け替える予定だったのですが、特殊塗料の試し塗りに使ってみたところ良い具合に仕上がったため、そのまま使用することに。

結局、サビが酷かったベアリングリテーナーだけが、新品です。

ダイアコンペ製キャリパーブレーキ、ステム、アルミシートポスト、BB下につけるケーブルガイド、すべて発売当時の物です。

完成です。

ウレタンクリア塗料の効果でパステルカラーの彩りがいっそう引き立ちました。

当時物のシートポストやキャリパーブレーキもバフ掛けし磨いています。スプリング部分には防錆塗装を施しました。